洗髪以外にシャンプーする上で気をつけたいこと

シャンプーにはパラベンなどの防腐剤が含まれています。防腐剤は非常に強力で、常在菌を殺すだけでなく、その強い殺菌力でマラセチアも殺していたはずです。ところが、シャンプーを使わなくなると、毎日頭皮につけつづけてきた防腐剤に抵抗力のあるマラセチアが息を吹きかえす結果になります。いっぽうで、本来ならマラセチアに対抗して押さえこむはずの善玉常在菌の多くはすでに死にたえています。そのために、頭皮はマラセチアの「天下」となり、脂漏性皮膚炎にかかってしまうと考えられます。『「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法』という私の前作では、化粧品のさまざまな害について詳しく解説し、化粧品によるスキンケアをやめるように提唱しました。読者の大半の方々が、肌の健康をとりもどすことができたと喜んでくださいましたが、ごく一部に、化粧品をやめたせいで毛穴に白いボツボツができたり、それが糸のように伸びたり、皮膚が赤くなったり、粉をふいたり、皮膚に黄色いカビがこびりついたりといった症状が現れて、基礎化粧品がやめられないという人がいらして驚きました。診察してみると、ほとんどの患者さんが脂漏性皮膚炎で、検査の結果その原因として、マラセチア感染症であることがわかりました。化粧品に含まれる防腐剤によって、常在菌もマラセチアも多くは殺されましたが、化粧品をやめたためにマラセチアが息を吹きかえしたのに、常在菌の数はさほど戻らなかった。そのため、力関係でマラセチアが優位になり、脂漏性皮膚炎を起こしてしまうという現象のようでした。シャンプーもこれとまったく同じ構図なのです。いずれの場合も、治療が必要ですので即刻、皮膚科へ行くことをおすすめします。何も使わないスキンケアやヘアケアで、肌や頭皮が赤くなったりトラブルになるということは健康な状態ではありません。基礎化粧品にしても、そして、シャンプーにしても、常在菌が立ち直れないほど痛めつけるまえに、少しでも早くやめるべきです。髪だけでは落とせませんが、多少残っていても害はありませんし、3~4日もすれば、皮膚の新陳代謝によって垢といっしょに落ちていきます。
ちなみに、私が皮膚につけていい唯一の油脂と考えているのが、このワセリンです。それはともかく、ワセリンといえども、つけすぎは禁物です。です。皮膚の表面は多少とも乾き気味のほうが、古くなった角質細胞が落ちやすく、そして、角層でひとつ角質細胞質が落ちることで、その情報が下の基底層へ伝わって、はじめて新しい細胞がひとつ生まれます。

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